8月21日22日(晴 ときどき 小雨
)つくばねっこ村が立ち上がって初めてのキャンプを開催しました。ひとりひとりやりたい事がたくさんあったキャンプも無事に終わり、どんな想いをもったか、我が子に聞いてみると、「川楽しかった!でもな、楽しくない事もあった。」(6歳)「川で泳ぐことが楽しかった!」(8歳)言葉で語る以外にも色んな感情の厚みがあったろうなと表情をみて感じます。私が印象的だったのは、川から上がる時の3歳の男の子の姿でした。川から上がって履物を履いて帰る時、川原の砂利が濡れた足について気持ち悪がってすぐに川に戻って洗い、同じことを繰り返していました。びしょびしょに濡れた足に砂利がついている感触は確かに気持ちが悪いかもしれません。前回一緒に遊んだときはおかあさんが抱っこして帰っていました。でも今回、おかあさんは先に進んでいません。私は「砂利は付いていても大丈夫だよ」と声を掛けようかと思いましたが、黙ってみているだけでした。戻っては洗い戻っては洗いを何回繰り返したでしょう!笑その後自分で進んで私の所を越えてきました。それが私はすごく嬉しくて「来れたね!」と私が言うと、彼はなんのことだろうという表情でした。「前はおかあさんが抱っこして歩いてたけど、今日は自分の足でここまでこれたのはスゴイね!」と声を掛けたら優しい顔でにっこりしていました。そのまま川の小さな木の橋を渡って、階段を登りますが、急で段差のある階段。履物は左右が逆で何度もこけてしまっていました。「ボロボロ、、、(手や足や身体が土でドロドロしてる)」「あそこで洗いたい」砂利や土がべっとり付いてまた川に戻ろうとしていました。ここまで来たのにどうしようかなと思い、「お母さんの所でも足は洗えるよ!どっちで洗う?」というと前を向いたり川に帰ろうとしたり(笑)そして一つ一つ階段を登る時に「いいぞ!」「ナイス!」「みて!ここまで来れたよ!」と声を掛けて、ようやく自分の足で最後までゴールのお母さんの所まで帰って来れました。こどもたちがひとりひとり語った“やりたい事“を実現することは立派な事だとも思っていますが、自分の足で川原の道を進み、お母さんの所まで歩いて行けたという自分を越えた姿も立派だなと感じましたし、自立のひとつひとつはこういう小さな積み重ねなのかなと思わされました。写真には写らない美しさもありますが東吉野の自然と子どもたちの表情をご覧ください。トライアルキャンプ保護者 マリタン Mariko Fukui写真は夫で協力隊任期三年目の東吉野地域密着カメラマン(福井 孝尚 (フクイ タカヒサ))も同行しました
つくばねっこ村トライアルキャンプ

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